2020年1月7日火曜日

ひと

ひと 小野寺史宣 著 2019本屋大賞2位  なんともほっとしたあらすじでした。最後の終わり方でウルッと来ました。 なんだか現代の若い人の環境が見えました。 重松清さんの小説に似てるかな? おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️ あらすじ 母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、 交通事故死した調理師だった父。 女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の僕を 東京の私大に進ませてくれた母。 ──その母が急死した。 柏木聖輔かしわぎせいすけは二十歳の秋、たった一人になった。 全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、 大学は中退。 仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。 そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた 商店街の惣菜そうざい屋で、買おうとしていた最後に残った 五十円のコロッケを見知らぬお婆ばあさんに譲ゆずった。 それが運命を変えるとも知らずに……。

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