図子 英雄 著
市立図書館廃刊無料配布で数冊頂いた中にこの本があった、幼い頃の川遊びや鳥撮影していた時のカワセミを追っていた経験がだぶり懐かしく読みました。
出だしの瓶のかけらを踏んで足を怪我するところは同じ経験があり下半身がムズムズして読みました。
カワセミの棲息地の説明はレイチェルカーソンの沈黙の春を連想させる描写、自宅の崖の営巣は、鳥撮影時に見つけた営巣撮影とだぶりました。
私の営巣観察は最終には蛇の襲撃で終焉を迎えましたが、描写が手に取るように分かり、
一気に読みました。
おすすめ度
⭐️⭐️⭐️
説明
カワセミは飛ぶ宝石なんや―神秘に息づく生命に魅せられた少年の日々を、戦時下の四国を舞台に描く「カワセミ」、無頼の道を歩む幼な馴染みの苛烈な生を写す「牙」他、爽やかな感動を誘う短篇集。新潮新人賞受賞作。
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