成人の日

今日は成人の日、振り返り 私の成人の日は、警察署の取調べ室で調書執りでした。 事件に友人が巻き込まれ刑事さんにお世話になり、いきさつを話していた。刑事さんが、体育館の方を見ながら、お前達の同級生は、あそこで成人式をやっているぞ、お前達も、あそこでお祝いするのが本当だろう。警察署で成人式を迎えるなんて、どんな大人 になるんだろうな。調書を執り終わり、帰りぎわに社会人になったのだから警察などに世話にならない様に頑張れ、と言葉をかけられた、あの苦い成人の日から○○年も経ってしまった。 あれから沢山の人に出会い警察の世話にも成らず幸せに 過ごさせて頂いた。 その時の友人の1人は中華料理店の店主、もう一人は外国の方と結婚、子も孫も出来、幸せに暮らしている。 私の3人の子供もとっくに成人してしまい、それぞれ子供も出来た。彼らも沢山の節目を通過し人と出会い色んな経験をしていると思う。 あの時の刑事さんはどうされただろうか、毎年成人の日になると思い出す。 何事にも節目が有り振り返り見直しする事ができる、気持ちを改め未来に繋げる事が大事と思いながらも「日本の未来は暗い」とインタビューに答えていた新成人の事が気になる。 地球規模で温暖化や異常気象、大地震の予知など様々な不安が報道されている、今のままでは、私達の歳になる頃はどうなっているだろう。環境悪化、食料の枯渇、物資の取り合い、国と国との争い、どうすれば明るい未来が来るのだろう、課題は多くて大きく重い。 節目に送る言葉も 頑張って！としか言いようの無い時代。政治や経済界も解決に動こうとしていない。政治家も資本家も既得権益にしがみつき私利私欲の事しか頭にない、人間は醜い生物だった、で終わってしまうのだろうか？ 明るい未来にするために 先人の良い知恵だけ読みとって未来のために頑張って欲しい。おめでたいかどうか分からない文脈になってしまった。ともあれ成人の日記念すべき節目です。おめでとうございます。