毎日散歩する矢部川沿いで昨年秋ジャコウアゲハを見つけた、この蝶の食草はウマノスズクサと言う草なのでこの草が無い場所では中々見る事がない、随分昔、出張先の山形で見かけた事があるが、まさかこんな近くで出会えるとはびっくり、名前の由来は雄の腹からジャコウの様な匂いがする事によるらしい、又色々いるクロアゲハの中で翅に赤い斑点、腹には赤地に黒い点は、いかにも毒々しく触るのを拒ませる。年末サナギも見つけ、いつ羽化するか毎日散歩がてら観察、暖かくなった先日羽化を確認、すると周辺に何頭ものジャコウアゲハの飛来も確認出来た。食草のウマノスズクサには毒があり幼虫期にこの草を食べたジャコウアゲハには毒があり捕食した鳥などは中毒を起こし吐き出してしまい2度とこの蝶を口にしない、これにあやかりジャコウアゲハの色を真似た蝶も沢山いる。この蝶のサナギは綺麗な色をしていて、お菊虫と呼ばれるそうだ、このお菊とは番長皿屋敷の、あのお菊さんの名前から来ているらしい。皿を割ったお菊さんが縛られ折檻された形に喩えられたらしい、また戦国武将の家紋に蝶の紋が数種使われているが平清盛が家紋にクロアゲハを使ったのが最初と言われている。 この蝶をはじめ鳥や草花、まだまだ自然が残る故郷、最近住宅が増え開発されている故郷だが小動物や昆虫、草花の事にも気配りしながら進めて欲しいと思う。
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