同級生のグループLINE

小中学校時代の同級生で作ったグループLINEがある、政治、宗教、お金、思想の事は投稿しない、傷つけたり、傷つけられたりが嫌だから・・・ 宇宙の話や音楽、芸能、芸術、スポーツ、後昔話が中心。先日、遠方に住んでいる友人からこんなメッセージが入った。 とてもポエム的、なんて知的なメッセージだろうと嬉しくなった。 あの星はなあに 雨上がりだったらしい 輝く月と それから１５度ほど離れた星 とても明るく輝く星 多分惑星だ 西の空だが高すぎる 宵の明星という時間じゃない 日が落ちて どれくらい経ったか 彼なら教えてくれるだろうか 小学校と中学校のときの 同級生で作ったグループライン そこで訊いたの 今　西の空に美しく輝いてる星は何かな？ 雨だから見えないと 故郷を遠く離れて暮らすひとりの彼が 答えてくれた もう一人の彼ももっと遠くに住んでいて やはり見えなくて 土星だろうか金星だろうか、と考えてくれた すると故郷の友達が 見えるよ 綺麗だよって きっと金星だと思うと 最初の彼が 元気にしてるんだね また一緒に飲もうねって 星は雲が出てきて見えなくなっていた 車は我が家に近づいていた 突然込み上げる涙があった 涙が込み上げる 声を上げて泣いてしまう この先本当に故郷に帰れるだろうか 涙は止まらない 今も涙は止まらない。 このメッセージに答える。 星の輝きに問いかける その星は何かな 雨上がりの空に浮かぶ 月と15度ほど離れた星 故郷を離れた友との会話 遠く離れた彼が答える 雨で見えないけれど もう一人の彼も同じ想い 故郷の友が見えると言う、きっと金星だろうと思う 元気な姿を伝える 再び一緒に飲もうと誓う 星は雲に隠れて消えた 友の故郷への帰路は果たせるか 星は隠れたまま、 星の光が心に刻まれている あの頃に帰りたい 故郷への思いは痛いほど分かる 離れていても繋がっているんだ 友達の帰ることを信じよう。