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2021年2月15日月曜日

コロナ禍に於いての渡航に思う

 昨年春まだ新型コロナの感染拡大が懸念される前、韓国の仕事があるのですが・・・とのお話しを頂きました。毎日退屈な生活の中二つ返事でお受けしました。その後新型コロナの感染拡大が世界的に広まり、さすがに隣国とは言え渡航は控えたいと言う事でお仕事も中断していました。年が明け新型コロナは収まらないのですが先方の仕事に変化があり、どうしても協力が欲しいとの強い要望があり、家族の反対の中行く事にしました。                 普通の海外渡航は出来ない中、ビジネストラックを利用して行く事になりました。福岡の韓国領事館にビサ・ビジネストラックの隔離免除等何度も申請と受領と通いPCR検査を受け認可を受け、1月7日、ガラガラの空港と飛行機を貸し切り状態で出国する事ができました。ところが韓国に着いてすんなり入国できないのです、入国するには韓国側でもPCR検査陰性確認がいると言うのです。言葉も分からず不安の中、空港に3時間ほど保留され、挙句のはてバスに乗せられ1時間ほど空港から離れたホテルに移動させられました。そこでPCR検査を受け陰性を確認できるまで動けない状態になりました。一夜明け陰性確認ができ晴れて入国、スマホに管理アプリをインストール。毎日二回の体温報告と電話問診を受ける契約のもと仕事先の送迎の車輛で蔚山まで4時間の移動です。仁川はとても寒く着いた日はマイナス20度でした。蔚山では初めての会社でしたが、このコロナの状況の中、来社した為歓迎を受け一月ほどお仕事をしてきました。帰国時には、はたまた、問題が・・日本での緊急事態が発令され帰国予定の航空便が2度も欠航となり滞在が1週間ほど伸びてしまいました。出国時にも韓国側でPCR検査、帰国後は福岡空港にて再度検体検査で陰性確認まで入国できません。2時間ほどで陰性確認、ようやく帰宅、その後14日間の自宅待機です。ここでも毎日の電話問診を受けます。自宅待機中、自由はあるものの公共の場には行かない事、人と接しない事など制限があり精神的に不自由でした。とは言え両国の対応を比べると4名以上の会食の禁止20時以降の外食の禁止など同じ制限はあるのですが日本は自主性を重視、実際取り締まりを見た事は無かったのですが隣国では通報されると警察が介入する、また至る所にカメラ監視が有る事、行政対応など大きく国政の違いがあると思いました。 検体検査やPCR検査は受けてみるとそんなに大変な物ではなく感染拡大地域に絞り検査を実施し陽性者の自宅待機や隔離を徹底すればもっと感染防止になるのになぜしないのか不思議です。どちらが良いのか分かりませんが、政治の在り方で感染予防が大きく変わり政治は大事だ、政治家を選ぶ選挙は更に大事な事と痛感しました。尚、渡航に関して両国のお世話して頂いた方々に感謝します。

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