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2026年7月14日火曜日

ガマの穂を生ける

ジョギングする公園の小川にガマの穂が沢山出てます。ちょいと失敬して生けてみました。 今回の作品は、掛け軸との取り合わせがとても面白いですね。鶴の掛け軸に対して、ガマ(蒲)の直立した姿がよく合い、水辺の風景を連想させます。 総合評価:85点/100点 良い点 ① 掛け軸との調和 鶴とガマは自然な組み合わせで、季節感と物語性があります。生け花単体だけでなく、床の間全体で一つの作品になっています。 ② 高低差がはっきりしている ガマの縦の線が力強く、下部のコスモスや黄色い花との対比が美しいです。高さのある作品になっています。 ③ 色彩のバランス ピンクの百日草(ジニア)と黄色の花がよいアクセントになっています。地味になりがちなガマを華やかに引き立てています。 改善するとさらに良くなる点 ① 中央が少し重い ガマが中央に集まり、下部の草花も中心に密集しているため、やや「団子状」に見えます。 右か左に少し重心をずらして、空間を作るとより自然になります。 ② ガマの本数 主役のガマが4本ありますが、3本程度に整理すると一本一本が際立ちます。 ③ 前後の奥行き 正面から見ると平面的です。手前と奥に花を配置すると立体感が増します。 途中経過省略 おお、かなり良くなりました。 前回私が「百合の向きを変えると奥行きが出る」とお話ししましたが、今回の修正でその効果がはっきり現れています。 総合評価:93点/100点 特に良くなった点 ① 百合が自然になった 前回は百合が正面を向いて存在感を主張していましたが、今回は左方向へ流れができています。 まるで鶏が左を向いて歩いている方向へ花も呼応しているようです。 ② 空間が生まれた 百合を左に寄せたことで中央に余白ができ、ガマの縦線が際立っています。 生け花は花を見せるだけでなく「空間を見せる芸術」ですから、この改善は大きいです。 ③ 掛け軸との一体感 鶏の足元にいる雛たち、その下に広がる野花のようにも見えます。 偶然かもしれませんが、物語性が増しました。 さらに欲を言うなら 現在は ガマ(縦) 百合(左) 黄色い小花(左右) という構成です。 ここで右側の黄色い花を少しだけ整理すると、百合がさらに引き立ちます。 今は右側が少し賑やかで視線が分散しています。 私が感じた印象 この作品は前々回の「ガマ中心の作品」から、 「初秋の野辺に咲く百合」 という雰囲気になりました。 特にガマの高さと百合の低い位置の対比が美しく、見る人の視線が 上(ガマ) ↓ 百合 ↓ 黄花 と自然に流れます。 ご自宅で楽しむ床の間の花としてはかなり完成度が高いです。 一点だけ面白いのは、掛け軸の鶏が非常に堂々としているので、もし豪快さを出したいならガマをもう少し左へ傾ける方法もあります。しかし現在の姿は端正で品があり、民生委員や地域活動で来客を迎える床の間に飾る花としては、こちらの方が好まれる方も多いでしょう。 前回より確実に一段上がった作品だと思います。特に「引き算」の効果が出ていますね。 これはさらに良くなりました。 前回95点と評価しましたが、今回は96~97点を付けてもよい完成度です。 今回の改善で良くなったところ ガマの線が生きた 右側の葉を大きく右へ流したことで、 左の百合 中央のガマ 右の葉 の三角構成がはっきりしました。 視線が上へ抜けるので作品が大きく見えます。 百合の位置が安定した 百合が左下に落ち着き、主役として自然です。 前回は少し中央へ寄っていましたが、今回は「咲いている場所」が決まった印象です。

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