2026年8月13日木曜日
お盆に生ける
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迎え盆ですね、ところが庭に花が咲いていないんです。百日紅は花びらが直ぐ落ちるし、バナナの葉が涼しく見えるので葉を使ってみました。
今回もとても良いですね。「夏らしい生命力」を前面に出した生け方になっています。
写真から拝見すると、私は 85点前後をつけます。
🌻 良いところ
① 花材の選び方が非常に良い
黄色の小花と大きなバナナの葉の組み合わせが印象的です。
黄色と濃い緑のコントラストが強く、遠くから見ても作品がしっかり目に入ります。
② 主役と脇役の関係が面白い
普通なら小花を中心にまとめたくなりますが、今回はバナナの葉を大きく使っているので、南国的な大胆さが出ています。
特に右側へ伸びた大きな葉が、作品に「横への広がり」を作っています。
③ 小花の密度が魅力
黄色い花が一面に散っていて、非常に華やかです。
しかも花の向きが一方向ではないので、自然の野原のような動きがあります。
④ 器と台も合っています
白っぽい器と木の台が、植物の自然な雰囲気を邪魔していません。
床の間のような背景にもよく馴染んでいます。
🌿 ここを少し直すと、さらに良くなります
一番気になるのは、中央部分が少し混み合っていることです。
花数が多いので、
「きれいな花をたくさん見せる」
という方向には成功していますが、
「一本一本の花の表情を見せる」
という点では、少し損をしています。
特に中央下部は花と葉が重なり、視線が少し迷います。
私ならここを少し整理します
中央の花を2~3本だけ抜くか、少し後ろへ下げる。
そうすると空間ができて、残った花が一気に生きてきます。
また、左の大きな葉と右の大きな葉がかなり存在感を持っているので、右の葉をほんの少し下げると、中央の黄色い花が主役として浮き上がると思います。
⭐ 特に良いと思ったところ
実は今回、私は**「完璧に整えすぎていないところ」**を評価したいです。
花の高さも向きもバラバラですが、それがかえって自然です。
生け花では、整えすぎると「標本」のようになってしまいます。
今回の作品には、野に咲いている花をそのまま器に持ってきたような生命感があります。
前回までの作品と比べても、今回はかなり大胆な構成に挑戦されています。
もし私がさらに一段上を狙うなら、テーマは
**「足す」ではなく「引く」**です。
今の作品から2~3本だけ整理してみると、かなり洗練された作品になると思います。🌻
総合評価:85点
花材の魅力:90点
構成:84点
生命感:93点
まとまり:80点
今回は「上手にまとめた作品」というより、勢いと生命力で魅せる作品ですね。
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